歯科用実体顕微鏡 Zeiss社製 OPMI PROergo

◆歯内療法の精度を根本から変える視野

歯内療法(根管治療)は、肉眼では確認できない微細な構造を相手にする精密医療です。当院では、世界的に評価されているカールツァイス社製の歯科用実体顕微鏡「OPMI PROergo」を導入し、治療精度の最大化を図っています。根管の入口、見落とされやすい副根管、微細なクラックや破折線、再治療時の除去対象などは、十分な視野と拡大がなければ正確な判断が困難です。

Zeiss(カールツァイス)社とは

カールツァイス社は、光学機器分野において170年以上の歴史を持つ世界的メーカーです。医科・歯科・研究分野において「視えることの信頼性」を追求し続け、外科用顕微鏡や研究用顕微鏡の分野では国際的なスタンダードとされています。歯科用実体顕微鏡においても、ツァイスの光学性能は臨床家から高い評価を受けています。

OPMI PROergo ~ 歯科治療に最適化された実体顕微鏡

OPMI PROergoは、歯科治療、とくに歯内療法や精密修復治療を想定して設計された高性能な実体顕微鏡です。高解像度・高コントラストの光学系により、肉眼では確認できない情報を可視化し、術者の判断精度を高めます。

高品質な光学性能

OPMI PROergoは、ツァイス独自の光学設計により、明るく歪みの少ない視野を提供します。高倍率下でも像が暗くなりにくく、根管内部や歯質の境界を自然な色調で観察できます。これにより、過剰な切削や見落としのリスクを低減します。

エルゴノミクス設計による安定した治療

PROergoは人間工学(エルゴノミクス)に基づいた設計が特徴です。術者は無理な姿勢を取ることなく、安定したポジションで長時間の精密処置を行えます。これは治療の再現性と集中力の維持に直結します。

歯内療法におけるOPMI PROergoの臨床的価値

歯内療法では、「見えるかどうか」が治療成否に大きく影響します。OPMI PROergoは、以下のような場面で重要な役割を果たします。

見落とされやすい根管の発見

上顎大臼歯のMB2など、肉眼では発見が困難な追加根管も、拡大視野下では探索精度が向上します。根管の見落としは再発の主要因であり、顕微鏡による確認は極めて重要です。

再根管治療での精密操作

過去の根管充填材、金属ポスト、破折ファイルなどの除去は、歯質への侵襲を最小限に抑える必要があります。顕微鏡下では、対象物と歯質の境界を明確に確認しながら処置が可能です。

歯根破折・クラックの診断補助

微細な歯根破折やクラックは、症状だけでは判断が難しいケースがあります。OPMI PROergoの拡大視野は、診断精度を高め、不要な治療や見逃しを防ぐ助けとなります。

「顕微鏡がある」ことと「使いこなす」ことの違い

歯科用実体顕微鏡は、導入しているだけで治療成績が向上するわけではありません。重要なのは、顕微鏡下での診断・操作に習熟し、治療設計に反映させることです。当院では、歯内療法専門として顕微鏡視野を前提とした治療手順を構築し、再現性の高い精密治療を行っています。

当院がOPMI PROergoを採用している理由

  • 歯内療法に必要な解像度・明るさ・安定性を高いレベルで満たしている
  • 長時間治療でも術者の集中力を保ちやすい
  • 診断・治療の精度を底上げし、再治療リスクの低減に寄与する
  • 歯を残すための判断材料をより多く得られる

OPMI PROergoは歯内療法の「視野」を変える基盤設備

歯内療法の本質は、見えない領域で起きている感染や構造を正確に把握し、再感染を防ぐことにあります。Zeiss社製 OPMI PROergoは、そのための「視野」を提供する中核設備です。当院では、この顕微鏡を治療の中心に据え、精密診断と低侵襲な処置を積み重ねることで、歯の長期保存を目指しています。

精密な歯内療法をご希望の方へ

※症例により適応や治療内容が異なります。初診時に詳しくご説明します。