他院で治らなかった歯
「何度も根管治療を受けたのに治らない」「腫れや痛みを繰り返している」「もう抜歯しかないと言われた」 ――このような状態にある歯は、決して珍しくありません。しかしそれは、その歯が“治らない歯”なのではなく、これまでの治療条件・診断・アプローチでは解決できなかったというだけのことも多いのです。当院は歯内療法(根管治療)に特化した自由診療専門クリニックとして、他院で改善しなかった歯を、診断から再設計し直す役割を担っています。
「治らなかった歯」に共通する背景
繰り返し治療しても改善しない歯には、いくつかの典型的な原因パターンがあります。痛みや腫れは結果であり、真の問題は別の場所に潜んでいることが少なくありません。
- 見落とされた根管(複雑・分岐・石灰化根管)
- 根管内の洗浄・消毒が不十分なまま封鎖されている
- 被せ物・土台の封鎖不良による再感染
- 破折器具、穿孔などの偶発症が未解決
- 歯根破折やクラックが診断されていない
- CT等による立体的診断が行われていない
なぜ「治らない状態」が続いてしまうのか
根管治療は、むし歯治療とは異なり、見えない内部構造・細菌・流体挙動を相手にする医療行為です。診断精度・器材・術者の経験値が揃わない場合、問題の核心に到達できないまま治療が終了してしまうことがあります。その結果、「その場では落ち着くが、時間差で再発する」状態が繰り返されます。
当院が最初に行うことは「やり直し」ではありません
当院では、他院治療の否定や単純な再治療は行いません。まず行うのは、なぜ治らなかったのかを言語化し、構造的に理解することです。
- 感染の主因はどこか(根管内/根尖外/破折)
- 現在も活動性の炎症があるのか
- 非外科的再治療で改善可能か
- 外科的歯内療法が合理的か
- 保存自体が患者さんにとって利益になるか
当院で対応する主な治療オプション
1)精密再根管治療
マイクロスコープ下で、既存の充填材・土台・破折器具などを除去し、根管内を再度清掃・消毒・封鎖します。「感染経路を断つ」ことを最優先に治療を再構築します。
2)外科的歯内療法(歯根端切除など)
根管内からのアプローチで改善が難しい場合、根尖側から直接感染源を除去し、逆根管充填を行います。適応を誤らなければ、有効な選択肢となります。
3)保存困難と判断した場合の誠実な説明
歯根破折など、医学的に保存が難しいと判断される場合には、無理な延命は行いません。その理由と根拠を明確に説明し、次の治療選択へつなげます。
「最後に診てもらってよかった」と言われるために
他院で治らなかった歯を診るということは、技術だけでなく、判断の責任を引き受けることでもあります。当院は、「残す・抜く」のどちらの結論になっても、その判断に納得できる医療を提供することを重視しています。
このページ内のよくある質問
- Q. 何度も治療して治らなかった歯でも、可能性はありますか?
- A. 症例によりますが、原因が整理されていないだけのケースも少なくありません。
再評価により改善可能性が見つかることがあります。 - Q. 他院での治療内容が分からなくても診てもらえますか?
- A. はい。現在の状態を基準に評価します。
紹介状や資料があれば参考にしますが、必須ではありません。 - Q. 最終的に抜歯になることもありますか?
- A. あります。その場合も「なぜ保存が難しいのか」を
医学的根拠とともに説明します。
