大学病院との違い
「大学病院を勧められた」「紹介状を書いてもらったが、どう違うのか分からない」歯内療法が難しいと判断された際、多くの患者さまが大学病院という選択肢を提示されます。大学病院は高度医療を担う重要な存在ですが、歯内療法専門クリニックとは役割・診療体制・治療の考え方が異なります。ここでは、当院と大学病院の違いを分かりやすくご説明します。
大学病院の役割とは
大学病院は、教育・研究・高度医療を担う中核医療機関です。難症例の受け皿として重要な役割を果たしており、特に全身疾患を有する患者さまや、複数診療科の連携が必要なケースでは大きな強みを持っています。
- 教育機関として学生・研修医の育成を担う
- 研究・臨床データの蓄積を目的とした診療
- 多診療科連携による包括的医療
- 症例の振り分け・待機期間が生じやすい
歯内療法専門クリニックの立ち位置
当院は、歯内療法(根管治療)に特化した自由診療専門クリニックです。教育・研究機関ではなく、「目の前の1本の歯をどう守るか」に診療リソースを集中させることを目的としています。
- 診療対象を歯内療法に限定
- 院長がすべての診断・治療を担当
- 治療方針が一貫している
- 治療ゴールを患者さまごとに設定
担当医制と治療の一貫性
大学病院では、診療科や曜日によって担当医が変わることがあります。一方、当院では初診から治療完了まで歯内療法専門医である院長が一貫して担当します。これにより、診断のブレや治療方針の変更が生じにくくなります。
治療スピードと通院回数の違い
大学病院では診療規模が大きいため、複数の歯科医師が診察を行い、症状や必要性に応じて適切な担当医へ振り分けられる体制が一般的です。その結果、受診の流れが 総合診断(初診)→専門外来の初診→担当医の初診→治療開始となり、治療開始までに 3~4回 の受診が必要となる場合があります。さらに、各受診の間隔が数週間空くこともあり、施設や時期によっては治療開始までに数か月、場合によっては1年近い待機期間が生じることもあります。
また、教育・研究・症例共有の都合上、治療期間が長期化することも少なくありません。当院では、必要な精密診断と治療を集中的に行い、通院回数・治療期間の最適化を重視しています。
診断・設備の考え方
大学病院は設備規模が大きい反面、診療フローが画一的になりやすい側面があります。当院では、東京科学大学先端歯科診療センターで培われた世界水準の診療環境を基盤に、歯内療法に必要な機器(CT・マイクロスコープ・レーザー装置、各種専用機器など)を厳選して集約し、臨床で最も活かしきれる形で整備しています。結果として、同センターと同等、あるいはそれ以上の精度を目指せる環境を、根管治療に特化した体制としてご提供します。
費用と治療の位置づけ
大学病院では保険診療が中心となる場合も多く、使用できる材料や治療時間に制約があります。当院は自由診療専門であるため、治療時間・材料・工程に制限を設けず1症例ごとに最善を尽くす設計が可能です。
どちらが「正解」かではありません
大学病院と専門クリニックは、優劣ではなく役割が異なります。全身管理や多科連携が必要な場合は大学病院が適し、歯内療法そのものに集中した治療を希望される場合は、専門クリニックが適していることがあります。
大学病院を勧められた方へ
大学病院を紹介された場合でも、それは「選択肢の一つ」であって「唯一の道」ではありません。治療内容・期間・担当医制・通院負担などを理解したうえで、ご自身に合った治療環境を選ぶことが大切です。当院では、大学病院との違いを踏まえたうえで、治療の可否・適応を正直にお伝えします。
